2018年、1月1日、初日の出を電車で見に行ってきました。
電車で初日の出に行くことのメリットは、車とは違い、移動時間は運転手も休めるし、
暗闇の中、駐車場を探して道に迷ったり、渋滞に巻き込まれることもないということ。
利用したのは、JR特急犬吠初日の出号 + 銚子電気鉄道の初日の出運転の組み合わせです。
乗り換えゼロで銚子まで到着するJRの電車と、 銚子電鉄を乗り継ぐことで、東京、千葉、埼玉から、 電車で犬吠埼の初日の出を見ることが出来ます。
JR特急犬吠初日の出号 + 銚子電気鉄道の走行ルート （２０１９年）
・新宿駅 or 大宮駅 or 高尾駅 → 銚子駅 → 犬吠駅
* 犬吠駅から、犬吠埼灯台までは、およそ徒歩１0分-15分
* 詳しくは、各鉄道会社のHPにてご確認ください。
大晦日の大宮駅から、犬吠初日の出号に乗車
埼玉県の大宮駅から発車する「特急犬吠初日の出３号」に乗車をします。
深夜1：30 大宮駅には、そこそこの人がいます。 空いているお店は、コンビニとスターバックス ( ! ) くらいでしょうか？
前日までにえきねっとで予約をし、受け取っておいた切符で、ここから電車を使って初日の出を見に行きます。
大宮駅から3時間近く、列車に揺られます。
移動中は、ちょうど良い、仮眠を取る時間と考えていましたが、あまり落ち着きません。
途中駅で乗車がある為、扉が何度も開閉します。
初日の出待機にも備え、事前に多めの防寒着を持参しておいたのが役に立ちました。
銚子駅で銚子電気鉄道に乗り換え
少し予定時刻より遅れて電車が銚子駅に到着。 ここで銚子電気鉄道に乗り換えます。
銚子電鉄にて、18分乗車すれば、目的の犬吠駅となります。
銚子駅で、限定弧廻手形（一日乗車券）を駅員より購入。
トイレに行く時間はあまりありませんでした。そのため、すぐに待機をしている電車に乗車します。
JRの電車と比べて、積載容量が少ない為、東京都心への朝の通勤ラッシュと変わらないくらいに車内は満員です。
犬吠駅に到着
犬吠駅に着くと、暗闇の中、たくさんのゆるキャラたちがお出迎えをしてくれます。
夜明け前の冷え切る空気の中ですが、とても賑やかな雰囲気です。
駅前には、もつ煮やお餅、甘酒などをふるまう銚電屋台村が開かれていました。
銚子電気鉄道は、赤字経営が続いていますが、名物のぬれ煎餅などの販売や支援によって これまで廃線の危機を乗り切っているそうです。
観光客に対し、とても暖かくもてなしてくれます。
満願寺で寄り道参拝
駅の付近に、満願寺というお寺があり、こちらも初日の出スポットとなっています。
犬吠埼の、他の候補として、初日の出までの時間に、下見をすることにしました。
満願寺は、犬吠埼と反対方向の、踏切を渡って向こう側です。
駅前の大通りを歩くと、駐車場に向かう車のヘッドライトが列をなして煌々と光っていました。
189カ所のお寺をお参りしたのと同じご利益があり、その年の一番大きな願いを叶えてくれるお寺でもあるそう。
多くの人に仏教の世界に触れてもらうための方法としての在り方をしており、いわゆる観光寺でもあるようです。
大本堂の内部を参拝できる、満願回廊堂などの、仏足跡砂場などの設備があります。
参拝をして、今度は犬吠埼灯台の方に向かいます。
犬吠埼灯台に到着、初日の出
多くの観光客、多くのカメラマンが日の出を撮りにスタンバイをしています。
灯台より少し北の海岸線を歩き、君ヶ浜公園の海岸脇のまだ人があまり居ないところで場所を確保し、初日の出を待つことにしました。
初日の出の時刻を迎えると、 道中で配られた風船が一斉に放たれます。
初日の出を拝んだ後、灯台周辺を散策して駅に向かいます。
公園では、大太鼓を叩くパフォーマンスを見ることができました。
駅前では、お笑い芸人のライブや、ミュージシャンのイベントも開かれており、
元日も開かれている施設がたくさんあったりと、見所がたくさんあるようです。
地球の丸く見える丘展望館で地球を一望
「地球の丸く見える丘展望館」にも向かいます。踏切の向こうに戻り、満願寺の北側の方へ向かいます。
距離はそこまで遠くありませんが、徒歩には少し急な坂のある山道でした。
こちらも、年末年始は日の出前から開館をしているそう。
施設を見学し、展望室で、地球の丸さを体感した後、館内の休憩所で軽食と一休み。
駅までには、こんどは満願寺の南側の道を戻りました。こちらの道は、キャベツ畑などののどかな風景が広がっていました。
海を眺めながら、散策をするには、良い場所です。またゆっくりと来たいです。