森の中にひっそりと佇む 青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)
前回の記事 に続き、青森で現代アートを探す旅の2日目は、
青森公立大学国際芸術センター青森に向かいます。
青森駅から、JR バス・青森市営バス もしくは、タクシーに乗車し、片道およそ40分くらいです。
訪れた時は、初夏にかかっていたのにかかわらず、この辺りはまだ雪が残ります。
長い長いトンネル、四季のアーケードをくぐります。
青森公立大学国際芸術センター青森です。
作品公開時期であれば、こちらでは、アーティスト・イン・レジデンスによる展示を見ることができます。
アーティストによる講座も定期的に開かれています。
安藤忠雄氏 設計の、建物を森に埋没させる「見えない建築」をテーマとした建築です。
迷い込むと出てこられないような印象を受けます。
現代美術による、野外彫刻も敷地内の各所に展示されています。
自然を散策できる散策路もあり、ゆっくりとした時間を過ごしながら、
現代美術の物語の中に入っていけます。
創作活動を行うアーティストに対して、一般にも、施設の貸出も行われています。
許可を得て施設内も見学をさせていただきました。
こちらに滞在をして制作をする人には、格安の宿泊施設もあります。
安藤忠雄氏、設計です。
アーティストにとって、素晴らしい環境です。
青森駅に戻り、青い森鉄道に乗車。
途中駅、三沢駅にて下車し、タクシーにて15分乗車すると、
三沢市寺山修司記念館 があります。
戦後の日本美術にも影響を与えた、劇作家の寺山修司の世界に触れることが出来る施設です。
再び、青い森鉄道に乗車し、八戸駅ににて下車をします。駅の「はちのへ総合観光プラザ」で交通についての情報確認ができます。
八戸駅からバスで25分「八戸中心街ターミナル(八日町)」で下車、もしくは、JR八戸線から一駅の本八戸から10分ほど歩き、八戸中心街エリアに向かいます。
ここは、宿泊施設や、路線バスの発着所も多くあり、交通の要となっています。
交通の拠点、八戸中心街エリアを散策
ここでの、情報収集などに、八戸中心街にある、
八戸ポータルミュージアム はっち を拠点とすると便利です。時間があれば、老舗酒造や、城跡、足を伸ばして種差海岸などの観光地を回ることもできます。
みろく横丁、たぬき小路など、飲屋街もたくさんあります。出張ビジネスマンにも優しい街と言えます。
八戸のB級グルメ、せんべい汁も美味しい。
ここにある、八戸市美術館は、現在建て替え中です。平成32年度新館にて、完成予定です。
2日目は、八戸中心街にて、宿泊をします。
3日目は「八戸中心街(六日町バス停など)」のバス停から十和田観光電鉄バスに乗車し、 十和田市現代美術を目指します。
「官庁街通」で下車をします。(そこから美術館まで少し歩きます。1時間30分位です。)
(もしくは、八戸駅に戻り、そこから、JRバスおいらせ号で40分「十和田市現代美術館」で下車。)
街全体がアート 十和田市現代美術館
金沢21世紀美術館も手がけた、西沢立衛氏の設計の建物です。
キューブの中を巡りながら、ところどころに設置されている作品を探します。
ポップで色とりどりな、作品群を見ると、
内側から元気になり、気分も明るくなってくるようです。
十和田という街の中にも、大胆に現代アート作品が展開されており、
町おこし的なスペースとなっています。
商店街を散策して歩くのも楽しいです。
十和田市現代美術館からは、JRバスおいらせ号にて、十和田湖や、十和田湖温泉。そこからJRバスみずうみ号にて、酸ケ湯温泉などへのアクセスもできますよ。
バスを中心とした移動手段となりましたが、運行情報が変更となることには注意し、余裕を持って旅をするのもポイントです。
以上、青森のアートスポット旅を紹介しました。