2014年4月

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物語の生まれる場所、青森で青森で
現代アートを探す旅 −その2
【ACAC・十和田市現代美術館・八戸散策】

森の中にひっそりと佇む 青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)

前回の記事 に続き、青森で現代アートを探す旅の2日目は、
青森公立大学国際芸術センター青森に向かいます。

青森駅から、JR バス・青森市営バス もしくは、タクシーに乗車し、片道およそ40分くらいです。

訪れた時は、初夏にかかっていたのにかかわらず、この辺りはまだ雪が残ります。
長い長いトンネル、四季のアーケードをくぐります。

国際芸術センター青森 四季のアーケード
四季のアーケードをくぐる
国際芸術センター青森
国際芸術センター青森の入り口にたどり着く

青森公立大学国際芸術センター青森です。
作品公開時期であれば、こちらでは、アーティスト・イン・レジデンスによる展示を見ることができます。
アーティストによる講座も定期的に開かれています。

国際芸術センター青森 展示棟
円形の展示棟

安藤忠雄氏 設計の、建物を森に埋没させる「見えない建築」をテーマとした建築です。
迷い込むと出てこられないような印象を受けます。

現代美術による、野外彫刻も敷地内の各所に展示されています。

国際芸術センター青森 野外展示
散策路中にある野外展示

自然を散策できる散策路もあり、ゆっくりとした時間を過ごしながら、
現代美術の物語の中に入っていけます。

創作活動を行うアーティストに対して、一般にも、施設の貸出も行われています。
許可を得て施設内も見学をさせていただきました。

講義スペース
国際芸術センター青森 創作棟 銅版画スタジオ
銅版画スタジオ
国際芸術センター青森 創作棟 木工スタジオ
木工スタジオ
国際芸術センター青森 窓の風景
施設から見える森の風景

こちらに滞在をして制作をする人には、格安の宿泊施設もあります。
安藤忠雄氏、設計です。
アーティストにとって、素晴らしい環境です。

青森駅に戻り、青い森鉄道に乗車。

途中駅、三沢駅にて下車し、タクシーにて15分乗車すると、
三沢市寺山修司記念館 があります。
戦後の日本美術にも影響を与えた、劇作家の寺山修司の世界に触れることが出来る施設です。

再び、青い森鉄道に乗車し、八戸駅ににて下車をします。駅の「はちのへ総合観光プラザ」で交通についての情報確認ができます。

八戸駅からバスで25分「八戸中心街ターミナル(八日町)」で下車、もしくは、JR八戸線から一駅の本八戸から10分ほど歩き、八戸中心街エリアに向かいます。
ここは、宿泊施設や、路線バスの発着所も多くあり、交通の要となっています。

交通の拠点、八戸中心街エリアを散策

ここでの、情報収集などに、八戸中心街にある、
八戸ポータルミュージアム はっち を拠点とすると便利です。時間があれば、老舗酒造や、城跡、足を伸ばして種差海岸などの観光地を回ることもできます。

みろく横丁、たぬき小路など、飲屋街もたくさんあります。出張ビジネスマンにも優しい街と言えます。
八戸のB級グルメ、せんべい汁も美味しい。

せんべい汁
せんべい汁。作り手によって味が違うらしい

ここにある、八戸市美術館は、現在建て替え中です。平成32年度新館にて、完成予定です。

2日目は、八戸中心街にて、宿泊をします。

3日目は「八戸中心街(六日町バス停など)」のバス停から十和田観光電鉄バスに乗車し、 十和田市現代美術を目指します。
「官庁街通」で下車をします。(そこから美術館まで少し歩きます。1時間30分位です。)
(もしくは、八戸駅に戻り、そこから、JRバスおいらせ号で40分「十和田市現代美術館」で下車。)

街全体がアート 十和田市現代美術館

金沢21世紀美術館も手がけた、西沢立衛氏の設計の建物です。

キューブの中を巡りながら、ところどころに設置されている作品を探します。

十和田市現代美術館の外観

ポップで色とりどりな、作品群を見ると、
内側から元気になり、気分も明るくなってくるようです。

十和田市現代美術館で開催中していた展示
キューブをイメージする建物

十和田という街の中にも、大胆に現代アート作品が展開されており、
町おこし的なスペースとなっています。
商店街を散策して歩くのも楽しいです。

十和田市の商店街
十和田市の商店街

十和田市現代美術館からは、JRバスおいらせ号にて、十和田湖や、十和田湖温泉。そこからJRバスみずうみ号にて、酸ケ湯温泉などへのアクセスもできますよ。
バスを中心とした移動手段となりましたが、運行情報が変更となることには注意し、余裕を持って旅をするのもポイントです。

以上、青森のアートスポット旅を紹介しました。

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